映像クリエイターとして活動をしている、DAISUKE KOBAYASHIです。

今日は『スーパーフラット』…というか、『スーパーフラットモノグラム』について。

スーパーフラットとは、現代アーティスト村上隆が作り出した芸術の概念と言えまして、ボクは三次元的なアートに対し二次元的、そして余白を多く設けているのがスーパーフラットの大きな特徴と感じており、それを現代の社会(2000年あたりの当時)として、イラストやアニメーションなどのアートで上手く表現したことで、世界に大きく評価されたと認識しております。

が!ボクはスーパーフラットはもとより村上隆さんにあまり詳しく知らない!というのが本音なのですが(本は一冊ほど拝読)、その限られた知識の中でとても好きな作品がこちら。

ルイ・ヴィトンの2003年あたりのコマーシャルとして制作された『スーパーフラット・モノグラム』。プロデューサーは高城剛、クリエイティブ・ディレクション、原案は多分村上隆、アニメーションは細田守と言った面々で、当時高城さんが東映アニメーションの特別顧問だったかな?をしていた時、東映とジブリの間で孤立していた細田守を誘って制作したと記憶しています。

細田守らしさが存分に引き出されている素晴らしい作品であり、かつアートを通して社会に強く訴えかけるストーリーにも仕上がっており、そして何より今観ても全く古くないどころか未来的で新しいし、アニメーションなので頭のなかに入りやすくわかりやすい!近未来への危惧も表現されていますよね。

…と感じるのはボクだけでしょうか??

マトリックス的な表現をしているので、映画マトリックスに影響を受けたのかなーなんて勝手に思っていたりもします。

細田守作品に詳しいわけではありませんが、『サマーウォーズ』や『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』は大好きな作品であり、それらをベースに5分にまとめた…というかこちらの方が先なので、こうした作品を村上隆や高城剛といった素晴らしく頭の狂ったクリエイターと作り上げていくことで、サマーウォーズのような原型が出来上がったのだと認識しています。

現在、自身の作品作りをか・な・り・意識しているボクにとって、こうした素晴らしい作品に触れ、そして言語化することは非常に重要と思い、浅い知識ですが、こうして書いてみることにしました。

しかし改めて観てみると本当に素晴らしいの一言。2003年当時、ボクは23歳。2001年iPodの衝撃などのテクノロジーの進化を無視・理解せずまだレコードやらカセットテープで音楽を聴いていた時ですね。で、彼ら(特に高城さんと村上さん)はこうした景色を当時に見てたんだな〜と思うと驚かざるえません。

LGBTや多様性、オーガニック、そしてサスティナブルが不自然に叫ばれる昨今ですが、2003年当時からそうした動きは当然のように当たり前にあったわけです(ジャニーズ問題も当時からガンガンありましたが、メディアがそれを無かったことにしていただけに過ぎません!)。それをいち早く深い所まで認識、理解をして、当時世界的に有名なブランド(当時のデザイナーはマーク・ジェイコブス)のプロモーションで、こうした形で表現したのは本当に素晴らしい。

スーパーフラット・モノグラム、随分と過去のお話なので知らない方は多くいるかもしれませんが、一度観てみることを強くオススメします。

多くの情報がありすぎ、どうしても派手なヴィジュアルで目を引きがちなアート界の風潮を感じるのですが、ビジュアル+社会性という素晴らしい内容になっていますよ。