徳島県で映像・写真・執筆などのクリエイティブ業を営んでおります、DAISUKE KOBAYASHIです🎥

今日は『デューン 砂の惑星』を観たのでそれについて。現在ドゥニ・ヴィルヌーヴ版のパート2まで完成していますが、今回ボクが観たのは1984年のデヴィット・リンチ監督・脚本版です。

このデヴィット・リンチ版、ボクよりも少し上の世代だと「子どもの時に観た」なんて人も結構多いのですが、実はボクは全く知らず…ドゥニ・ヴィルヌーヴ版の登場によってデューンを知ることになりました。なので、フランク・ハーバートの小説がもとになっている事も、スケールがデカすぎて映像化不可能と言われていたのも後になってから。

そしてデヴィット・リンチ。今でも多くのフォロワーがいるように感じていますが、こちらも実はあまり馴染みがなく…巷では『イレイザーヘッド』が有名と思われますがボクは観たことがありません。どちらかというとボクの認識は実は家具も作る人ぐらいのイメージなんです。

そんな温度感で観てみた『デューン 砂の惑星』。全体的な感想を書くならすんごい端折ってる感が半端ないのですが(笑)、グロな表現はリドリー・スコットにも通ずる80年代のそれ(これぞデヴィット・リンチ的?)で結構胸熱でした。『ラビリンス/魔王の迷宮』的な雰囲気もありましたね。全体的な世界観や美術や衣装デザインは素晴らしく良く、それがしっかりドゥニ・ヴィルヌーヴ版に落とし込まれているあたりは流石ドゥニ・ヴィルヌーヴといった所でしょうか。でも全体的にチープにだし話がすんごい飛ぶので観てて退屈であったのは間違いありません!正直早く終わってくんねーかなーと思いながら観ていました(笑)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ版のパート1は鑑賞済みなため、途中までは「あーこの展開ねー」や「バルデムはこのキャラだったのか!」と現在の豪華キャストと照らし合わせながら理解はできましたが、未鑑賞部分の後半からは怒涛の端折り方!あれ?展開すんごい早くなってないとツッコミを入れたくなるほどですし、寧ろそこ端折らず掘ってほしい所ばかりが後半は多く(早産した妹の存在が気になって気になって!)、ドゥニ・ヴィルヌーヴ版のパート2とまだ制作されていないパート3が非常に楽しみになりました。

『デューン 砂の惑星』は当時とにかく映像化不可能だったと今になってよく聞く話ですが、なんというかそれも納得と思いつつも、じゃあスター・ウォーズはどうなのよ?って話でもあるので、如何にジョージ・ルーカスがすごいかってことの証明にもなります。

ちなみに音楽はブライアン・イーノとTOTO。ラストあたりはいかにもTOTOらしいキラッとしたサウンドで80年代を彷彿とさせるあたりは胸熱でした。そしてスティングは役者として登場していますが大根です(笑)。ヒロインのチャニ役はブレードランナーのレイチェルなのも見逃せません。

そしてなんと2024年8月には4Kリマスターが劇場公開されるのだとか!

でもジョージ・ルーカスのすごさが気になってしまったので、ジョージ・ルーカスをちょっと掘ってみよう。良いタイミングで『ルーカス・ウォーズ』なる書籍がリリースされているじゃないか!よ、読みたい!

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