徳島県で映像・写真・執筆などのクリエイティブ業を営んでおります、DAISUKE KOBAYASHIです🇯🇵

ボクは2014年の9月に徳島県南部に移住をしました。ので今年の9月でなんと10年が経とうとしています!

8年目あたりから「すげー長く居着いてるな…」なんてことを客観的に思い始めていましたが、10年という節目は流石に何かを思わずにはいられません。だって10年ですよ。

この10年をなんらかの形で表現できたら良いなと思いつつ、毎年何もなかったかのように流れていってしまうため、10年という節目に限らずもっと生産性を上げたいなと思っている昨今ですが、軽く移住の経緯を書いておくことにします。

先ず、移住をしようと思ったのはオーストラリアのクイーンズランド州のゴールドコーストというエリアのカランビン・ウォーターズという地域に住んでいるとき。

この時ボクはひらすら釣りをして、帰ってきては読書&図書館に行く日々を繰り返していました。

このあたりに住んでいましたが、開発が進んでボクが住んでいた建物はどうやら建て替えたれた様子です。Googleマップで見ると。

iPadでKindleで読んでいたのですが、日本の地方系の書籍を読んでいまして、それに影響され「日本に帰ったら地方に移住しよう」なんて漠然としたことを考えていたように思いますが、正直ハッキリと覚えていません。藻谷浩介著の『里山資本主義』や、漫画『山賊ダイアリー』はかなり興味を持って拝読していました。

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そしてビザの関係で日本に帰国。九州をゴールに旅をすることにしたのですが、その途中で移住することを決めたのでした。というか徳島県は旅の入口に過ぎなかったのですが…

移住を決意した理由は、別にこの地域が特別なにか良かったとかそういった事は一切なく、釣りができる海が近い環境だったからに過ぎません。が、この地域はクラゲのようにフワフワとしている人たちが多く、クラゲ体質のボクにはかなりしっくりきていまして、結果10年も居着いてしまっているといった感じです。

産業もほぼ何もない町ですので、よく10年も住んでいるなと客観的に見て思わずにはいられませんが、そろそろかな…なんてことを思って5年は経っていたりします。

当時ノマドなんて言葉が日本では流行っていたりしましたが、のちのち考えてみるとボクも少なからず影響を受けていたようにも感じます。旅をしながら仕事を獲得しよう!なんて意気込んでいましたが、結局旅先ですることといったら釣りばかり。当初は仕事の獲得のために人と会うことを頻繁にしていましたが、途中からそれが億劫になりひたすら釣りしかしていませんでした(笑)

そんなボクは移住の手立ての最終手段として『地域おこし協力隊』という選択肢を持っていたので、それを活用し移住することができたのです。地域おこし協力隊などについては上で触れた「なんらかの形」で触れていけたらと思っていますが、3年という任期に耐えきれず(笑)、2年で辞めて独立。それで今に至るというわけです。

そして、40歳を越えたあたりと(現在43歳)、歴史文学を学び始めたことで現代社会が思った以上に見えてきたこともあり、この10年に限らず、ボクが生まれた1980年から約40年や時間の流れを考える日々が続いています。

特に1980年から2000年にかけての文化の変わり様は大変興味深く、その間インターネットが接続されグローバリゼーションも生まれました。そして2001年に起きた9.11はある種それに対する重大な試練となり、それが今もなお続いているような状況です。一方で2000年以降の日本は恐ろしいほど衰退しており(厳密には1994年)、そんな日本を少しでも変えていきたいと思い、地域おこし協力隊という手段を使い地方に移住した背景も実はあったりしましたが、移住して数年でそんな思いは一切なくなりました。

変えるのではなく、行動を起こす。では何を起こしたら良いのか?そんなことを考えて、移住して10年が経とうとしている昨今です。

移住して1年後に拾った捨て猫ジョンは9歳。