映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。
今回は先日Amazonプライムにて公開された、和牛ドキュメンタリー映画『ケト・サピエンスは牧草牛の夢を見るか?』を早速視聴したのでそれについて。
制作会社はボクが非常に追っかけているNEXTRAVELERのひとつのプロジェクトNEXTRAVELER FILMS。時代を先乗りし、映画をもDtoCしてしまうという、非常にオルタナティブな会社なのです。
タイトルを見てもさっぱり意味が分からない人には分からない…しかし分かる人にはニヤリとせずにはいられない…そんなタイトルに負けず劣らずな内容となっており、まあこの手のドキュメンタリー映画を見慣れていない人には全くおすすめ出来ないのが正直なところなのですが、世界にはオルタナティブな事を追求する人たちがたくさんおり、そうした人たちの情報を先取りしていち早く知っておきたい!と貪欲な方は是非観てみることをおすすめします。
…ので詰まるところ、エンタメ要素など皆無で、簡単な映画では無いということです。
それもそのはず、医師である主演の斎藤糧三が、ニュージーランド牛のように牧草でも育てられる日本産牧草牛『Saito Farm』を夢見て、日本各地へと和牛のルーツを探っていく映像が中心となっているため、楽しむことよりも学ぶことが非常に多く、物語性は一応あるがあまりない。何より、一度観ただけでは和牛とは何だっけ?と置いてけぼりになること必須で(もしかしたらボクだけ?)、和牛の知識に触れたことがない方は、聞いたことのない言葉や概念を一度で理解するのは難しく、二度観てようやく自分の頭の中に取り込めるなといった印象です。
事実、現在ボクが今一度観終わった状態ですが、なるほどケトサピエンスって斎藤糧三さんのことねと大枠は分かったのですが、肝心な和牛のルーツは分かっても、和牛の詳細までは理解しきれていない…そんな感じなのです(笑)なんせ結構テンポ早いので。
…ってことでもう一度観ようと思っていますが、そもそもこの映画の一番伝えたい事は牧草牛や和牛のルーツ云々ではなく、昨今の飽食や競争主義により人間が本来持っていたバランスが崩れて、そしてそれによって無意識に心身を壊している現代人への救済としての、ひとつの健康法、それが国産の牧草牛の追求だと、ボクは感じました。
冒頭に出てくるケトジェニックや、エネルギー源であるケトン体の概念をある程度理解していないとツッコミもしたくなるかもしれませんが、それを理解していれば実はツッコミどころが全くない(多分)ドキュメンタリーに仕上がっています。
また、過去や現在を語るドキュメンタリーが非常に多いなか、過去を文脈として未来を描くドキュメンタリーはなかなか出会えるものではありません。
オルタナティブ思考の人は是非!
Comments by daisuke kobayashi
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