徳島県で映像・写真・執筆などのクリエイティブ業を営んでおります、DAISUKE KOBAYASHIです🕺

昨夜は徳島市で4日間行われる”阿波おどり”の初日にお邪魔してきました。朝から徳島市駅周辺で行われていたので娘を連れて楽しみ、その後はプライベートではなくお仕事。

娘は「ドンドンみる!」とテンション上がる反面、あまりに大きな音が鳴ると「ドンドンくわい〜」とビビる、非常に難しい年頃です(笑)。

阿波おどりを見るために待機中

朝から30分以上10kg超えの娘と、スキあらば写真をと思いバックパックを背負いながら人混みの中で阿波おどりを鑑賞し(写真を撮るスキは一ミリもありませんでした!)、腰がくだけそうになりながらも、夜は夜でみっちり撮影と、正直身体持つかな?と思っていましたがなんとかハードな一日を終えることができました。

思えばお仕事としてこの4日間の阿波おどりに参加するのは何気に初めてで、毎年欠かさず訪れていたお祭りだけに、何かを思わずにはいられない日となりました。

さて、お仕事としてでしたので美味しいポジションで映像は撮りまくってはいましたが、個人的に合間をぬってスナップ撮影などしている余裕はなく、ただ淡々と18時から22時過ぎまで撮影仕事に徹した日でした。

そうした一方で各連や踊り子、そして観光客の雰囲気は昨年までの”ソレ”とは全く違うモノとなっており、まるで僕が一番最初に訪れた時の”ソレ”を思い起こさせてくれるような熱を、会場に最初に足を踏み入れた瞬間に感じることができました。いやーすごい良かった!

僕は阿波おどりは祭りや文化というよりも、オリンピックや万博と同じ政治や経済として見ています。

そうした事はこの記事などにまとめていますので割愛しますが、いつからか純粋に文化として楽しめなくなってしまったのです。

しかし、そうした政治性や社会性以上に、各連や観光客の熱を感じられたのが昨夜でした。何がどう例年と違ったのか?といった理由は現地に訪れなければ説明ができないし、毎年阿波おどりに訪れている人間だからこそ感じられる”ソレ”であることは間違いありません。とにかく昨年や近年とは全く違っていました。

撮影クルーも「こんなに人多かったっけ?」と人の多さに驚き、最後にはヘロヘロになりくたばっていました。それもこれも各連や観光客の熱からくるものでしょう。単に暑いからでは説明がつかないのです。

僕は残りの3日間、2日目の本日はのんびりと仕事をしながら体を休めることにし、明日明後日と再びその熱を感じられることを期待し、写真を収めてこようと考えています。

カメラと40mmレンズ一本だけ持って(とかいってバックパックに望遠レンズ仕込みますがww)。熱狂の中で限りなく客観的、そして俯瞰的写真を撮れたらと思っています!

まるで映画『AKIRA』のテールランプの残像のように。