徳島県で映像クリエイターとして活動をしている、DAISUKE KOBAYASHIです。
ボクは映像制作や写真撮影を仕事として個人で行っていまして、そんな人間の最近のレンズ事情について今回は書いてみたいと思います。
というのも、放っておくとなぜかどんどん増えてしまうレンズたち。そう、それはまるでサイバイマンのようでして、時々自分の中できちんと整理しておかないと無駄に増えていくだけになってしまいます。なんせ日々使うレンズは2本ぐらい…多くても3本。それはマズいってことで整理ついでにこうして記事を書いてみているってわけです。
では先ず一本目。
① SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
使用頻度は高くもなく低くもありませんが、一本持っていれば困ることもなく一番使いやすいレンズとして使っています。
ただボクはこの手の標準ズームレンズを「面白い」と感じて使ったことは一度もなく、使って感じる感想は「便利」以外のなにものでもありませんので、いわゆるレイアップシュートのように置きにいくレンズとしてボクは考えて日々使っています。言い換えれば仕事用として非常に優秀です。
ボクの仕事ならこれ一本あれば事足りることが多いのも便利である所以です。
使用頻度が高くない理由としては「重い…」ことでしょうか。830gもありますのでそこそこな重さです。また重さ以上にネックを感じてしまう点は「バランスの悪さ」。カメラが軽い分、装着した時にバランスが崩れ前下がりになってしまいます。前下がりでカメラを持ち歩くことになるのは地味に苦痛だったりするのです。特にストラップで肩にぶら下げている時は。
この手のレンズだとSONY純正の『FE 24-70mm F2.8 GM II』がありまして、重量も130gほど軽い約695gとなっているのと、写りが単焦点ばりに綺麗という評判もあってかなり魅力的に感じているのですが、価格や標準ズームを面白いと感じたことがないことを考慮すると購入するのはまだ先になりそうです。
何より「便利」よりも「不便」である方が、Less is Moreでボクはワクワクするんです。
② ZEISS Batis 2/40 CF
今、一番気に入って使っているレンズがコレ。軽くて扱いやすいバティスの40mm。18mm、25mm、85mm、135mmとライナップが揃っていまして、85mmあたりも気になるところです。
50mmほど狭くもなく、35mmほど広くもない、40mmという画角がちょうど良くてボクは好きでして、それに合わせて軽いし寄れるしってことで使う機会が必然的に増えています。できれば持ち歩くレンズは一本に絞りたいと考えてはいますが、ちょっと狭すぎる…と感じて困ってしまうシチュエーションも多々あるので、なかなか一本に絞ることは難しいのですが、これを持っておけば良い画が撮れるため非常に気に入っているのです。
同じ画角の『Voigtlander 40mm/f1.4』も持っていまして、実はこちらの方が写りは良く、色も好みですが如何せんマニュアルオンリー。一時期はマニュアルオンリーで楽しむことも多かったレンジ事情ですが、今はマニュアルオンリーレンズを積極的に使うことにかなり遠ざかってしまっていますので、バティスに軍配があるというわけです。
③ FE 20mm F1.8 G
子どもの動画の撮影をしやすくするために購入した20mm。しかしこれが思いの外、仕事用としてもなかなか使えて重宝しているレンズ。そしてさっきの話の「40mmだとちょっと狭い…」シチュエーションに見事に対応してくれるレンズでもあるので、「とりあえずカバンに入れておきたいレンズ」として位置しています。
GマスターではなくGレンズですが、単焦点なので写りも素晴らしく良く、撮れてくる超広角気味な画角は今っぽさもあるし、上がってくる画の意外性も高いため撮っていて一番面白いレンズでもあるかもしれません。
これ1本で完結できないだろうと思っていたけど、実はできてしまう…でもやっぱりサブレンズとして優秀…みたいなそんなレンズ。
④ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ソニーのフルサイズミラーレスの威力を楽しむならこれは持っておくべきと思っているレンズがコレ。55mmというちょっと変わった画角と10万円以内で購入できる価格帯と、あとはなんと言っても軽さ、小ささが魅力的なレンズ。それに対しての写りも申し分ありません。
ボクはGマスターなどのデカい50mmのレンズに興味を持ったことがなく、触ったことすらありませんのでなんとも比較は出来ないのですが、自分が求めている描写ならこの55mmで十分なんじゃないかなと感じています。
今回紹介するレンズでは一番長く愛用していまして、使い始めて何年経つだろ…確か7年ぐらいかな…もう本当に多くのシチュエーションで使ってきました。そして不思議なことにこのレンズを付けているとこのレンズ一本で完結してしまうことも多いのです(補足にドローンの広角を使うとより効果的!)。下手にレンズを変えるよりも足で距離を稼ぎ、表現を変える単焦点レンズの原点とも言えるように感じます。35mmではそれが難しいですからね。
24-70mmだと味気ない…40mmはそれが難しい。この55mmにしか出来ない表現がある不思議なレンズなんです。昔名古屋のソニーストアで試しに使ってみた時に感動したアノ感覚は今でも忘れることはありませんし、久しぶりに使うと「これこれ!」となるのはアノ感覚なのです。
⑤ FE 70-200mm F4 G OSS
そしてつい最近購入したレンズ。70-200mmの望遠レンズです。ミラーレスが登場した頃の小三元レンズのうちの1本ですね。以前購入した望遠レンズはほぼ使う機会がなかったのでメルカリで売ってしまっていましたが、何故かまた購入(笑)。
というのも、これぐらいの手頃な望遠レンズなら子ども撮影〜ポートレートに使えるかなと思いまして購入です。購入してからまだほぼ使っていませんが、一応いつも持ち歩くようにしています。先日も新しく導入したバックパックを試しに渓流釣りに持ち運んでみました。
というか、このバックパックを手に入れたので望遠レンズを導入したと言っても過言ではないかもしれません。なにしろ非常に良い感じに収まるので。とか言いながらも、もしかしたら「やっぱ使わね〜な…」となって売っぱらってしまうかもしれませんが(笑)、まあそれはそれとして。
で、このレンズ何が良いって望遠にしては軽め、小さめだし、ズーム時にびょーんと飛び出ることがありません。中で完結してくれるのです。それが素晴らしい。
しばらく持ち運んで、「これこれ!これが撮りたかったのよ!」と、こいつにしか出来ない仕事を密かに期待しています。半年ほど持ち歩いて期待に応えられなかったら…ええもちろんクビです(笑)
今考えているレンズ事情の構想としては、20mm、40mmか55mm、70-200mmの3本+ドローンというプランAと、24-70mmと70-200mm+ドローンのプランBを軸にと考えているのです。70-200mmを追加したプランを設計でき、それによって表現の幅がかなり広がることを期待しているといった感じです。
まだこのプランA、プランBでそれなりの仕事を行ってはいませんが(先日丁度良い案件が流れてしまいました…)、する日が来るのが楽しみでなりません。
望遠レンズは圧縮効果も楽しいんですよね。
ソニー / 標準単焦点レンズ / フルサイズ / Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA / ツァイスレンズ / デジタル一眼カ...
Comments by daisuke kobayashi
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