こんにちは。
映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。
最近ボクの中で流行っているフィルムっぽい映像の作り方があるのですが、今回はそれをYouTube動画で解説してみました。
先ずは動画を観て頂けたらと。
ボクはPremiere Proを使って編集をしているので、同じPremierePro使いにはお役に立つのではないかと思われます。
オールドレンズ!オールドレンズ!オールドレンズ!
動画でも最初にお話をしていますが、フィルムっぽく仕上げたいのであればなんと言ってもオールドレンズを使うことが手っ取り早いと感じているので、四の五の言わずに先ずはオールドレンズをゲットしてみましょう!
なにしろデジタル時代であえて昔のフィルム時代っぽさを出すためには、当時使われていたようなレンズを使うことが一番の近道です。
オールドレンズは高いものから安いものまで様々なレンズがあるので、もし最初の一本であれば安いものを適当に購入してみましょう。
当然安いものなのでアタリハズレはあるかと思いますが、ハズレたものだからこそ出せる味なんてのも間違いなくあるので、ハズレレンズを使ってみるのも面白いと思いますよ。
因みにボクはフィルムっぽい映像を作りたくなった際にはこのレンズたちを使います。
ロシア製の名作オールドレンズ『Helois44-258mm/F2』と、Voigtlander35mm/F2.5です。
Voigtlanderはオールドレンズではありませんが、オールドライクな仕上がりになることから、こうした表現には最適なのです。
他にもスーパータクマー55mmや、CANONのFDレンズなど、チープながらもオールドレンズを楽しめるモノは沢山ありますので、予算に合わせて購入してみると良いでしょう。
PremiereProでノイズをのせる
オールドレンズを使ってフッテージを撮ったら後は編集ソフト(ボクはPremiereProを使っています)でノイズをのせてあげれば、それっぽくなります。こちらは上記の動画を参照にしてみてください。
ノイズはフリー素材などがあったりするので、【フィルムノイズ 素材 フリー】などと検索して、そこからダウンロードして使っても良いですし、有料の素材などもあったりするので、気になった所で適当に購入してみると良いでしょう。
因みにボクはフリー素材や有料の素材を購入し、ミクスチャーにして最終的に使うようにしています。
マニュアルレンズと手ブレ
動画上ではお話をしていないと思うのですが、よりフィルム感を出すには裏技的にもうひとつポイントがあります。
それはマニュアルレンズと手ブレです。
今、テクノロジーの進化により、ありえない程のオートフォーカス性能を持ったカメラが続々と登場していますが、あえてそのテクノロジーの恩恵を受けないことが、昔のフィルムっぽさを出すには重要になってきます。
ピントがあっていない。だけど良い味が出てる。そんな状況を作り出すのに最適なのでマニュアルレンズであることの重要性は撮ってみて初めて分かることだと思います。
また手ブレ。この手ブレもテクノロジーの進化により、ブレない素材や映像が当たり前のようになりました。
そうした当たり前を前にすると、逆に手ブレしている方が新鮮味を感じたりするものです。
カメラに手ブレ補正機能が付いているなら、思い切ってオフにして撮影に挑みましょう。
それを全面に出した映像がこちら。
夏の夕日を妻と見に行った時の映像を思い出っぽく残してみました。
前記したVoigtlander35mmを使っています。かなりフィルムライク、オールドライクな仕上がりになっています。
こうした技術、テクニック、コツを使ってボクはフィルムっぽく仕上げています。
他にも細かなコツやポイントは山のようにいくつもありますが今回はここまでにしておきましょう。
アイデア、工夫次第で今はどんな表現も出来ると感じています。こちらの記事を見てフィルムっぽく仕上げてみたくなったら、上記のアイデアに限らず是非色々とチャレンジしてみてくださいね。ハマりますよ!