今年から猟に力を入れてまして、鹿獲ってます。
可愛らしい鹿ですが、この鹿たち、畑を荒らすし、新芽の季節には芽を食べまくるし、石垣とかへっちゃらで壊していくので農家さんにとっては憎き存在なんですよね。農家さんの意欲低下にも繋がっているので、かなり厄介な存在であることは間違いありません。田舎に住んでるとよく聞くんですよね。「畑を鹿にやられた…」と。
また道路に飛び出してきたりして、交通事故の原因も地域によっては問題になっていたりするのです。
要は「害獣」なんですよね。こんな可愛らしい鹿ですが、害獣なのでボクは獲って駆除しているわけです。
猟に力を入れ始めた当初の頃はただ駆除して終わってしまっていたのですが、ここ最近は「害」を「資源」として捉え、解体にも力を入れ始めてます。
家のガレージで吊るして解体。
事前に内蔵を取っておいて、家の下の沢で体を冷やすこと一日。そこから家に持ってきて吊るして解体するわけです。ホントは吊るさなくても解体出来るんですが、ボクはまだ解体の素人だし、鹿の体の構造を全く知らない状態なので、この方が基本が理解出来るな〜と感じてます。なのでキチンと吊るし、丁寧に解体してるってわけです。
ベテランの猟師さんは吊るさずに内臓も出さずにそのまま解体しちゃったりしますが、それは基本を知っているから出来るんですよね〜。
今回は「後ろのもも肉」と「背中のロース肉」を解体してみました。取り敢えず冷蔵庫で熟成させてみてます。もも肉はシチューにでも。背中は燻製にでもしてみようかなと思っております。楽しみ。
正直、今ままで食べた鹿肉はあまり美味しいとは感じなかったのですが、恐らくそれは血抜きをキチンと行われていなかったからのように感じます。今回はきっちりと血抜きをし、管理して解体をしたので、下処理はバッチリ。これで美味しく感じなかったらショックだな〜。