徳島県で映像・写真・執筆などのクリエイティブ業を営んでおります、DAISUKE KOBAYASHIです📷

今日は子ども撮影時に非常に重宝する20mmレンズを使い、子どもの通う保育所の夏祭りなどを撮ってきたので、それを題材に書いてみたいと思います。

娘は2歳と2ヶ月。これぐらいの年齢になったら40mmや50mmぐらいが良くなるのかな?なんなら200mm望遠レンズなんかが良くなるのかな?なんて思っていましたが、いやいや全く!

40mmどころかまだまだ20mmが使い勝手が良く、僕が使っている20mmレンズ『FE 20mm F1.8 G』は最短撮影距離約20cmということもあり、非常に寄れるため、娘から距離を置くことなく写真を撮ることができています。

…とは言っても今のようにゴリゴリ使うのはあと一年ぐらいかな?とも思っています。その頃は3歳ですからね。

そんな重宝しているレンズでも弱点…というべきか欠点は多々ありまして、率直に難しいというべきか、単調というか、そうした絵になりがちでもある、使う場面を非常に選ぶ焦点距離でもあるのです。

最近ハマってるiPad使っての落書き

僕が難しいなと感じているイメージはこんな感じ。広ければ広いほど写したくないノイズが増えるため、撮り方がかなり限定されますし、合わせて非常に湾曲してしまいます。

すっごいダメな例としてこんな写真があります。背景が色々と写り込み過ぎちゃって一番写したい部分(娘の謎の手の動き)が弱くなってしまいます。まあ記録写真程度として撮っている分には良いとは思うんですが、これが仕事となると「うーん…悩ましい…」となるのです。

人を撮る際は湾曲する故に割とカエル面になりがち

要は被写体を中心に置く以外、ほぼ使い物にならなかったりします(笑)。なので、極めて撮れる絵が単調になるのです(上の写真はAPS-Cクロップしたりしてあれこれ工夫して結構頑張った構図たち)。ここをF1.8という明るさ(ボケ)が助けてくれるところでもあるので、それを頼りに展開していくのが、このレンズの面白いさといったところでしょうか。

少し前に『FE 20-70mm F4 G』なんてレンズが出ましたが、僕は「F4で使い物になる?」といった印象を持っていまして、まあ広く撮りたい時には助かるかもしれませんが、仕事で使うにはやや厳しいでしょうねと想像をしています。標準ズームなら24mmスタートで良いんじゃない?と…思ったけどあれはそうか!インフルエンサーのための自撮り用レンズか!

なので標準ズームしかりなのですが、20mmレンズはあくまでもメインのレンズがあって初めて役に立つポジション(近くの被写体や自撮り)かなというのが僕の感想ですね。

もし20mmをメインにうまく展開している人がいたら是非色々と撮り方を教えていただきたいですね!スケボー撮影とか?だったら20mmより16mmとかになりそうですしね。

広く撮れるなら風景に最高じゃない?と思われるかもですが実はこちらも全然(笑)。風景なら24mmの方が歪みがなく良い絵が撮れると感じるし、実は70-200mmの方が風景用としては汎用性が高いこともあるので、風景撮影のために20mmを持つ必要は全くないと感じます。自分の撮影ポジションも高めじゃないと角度がついて湾曲してしまうのと、レンズの美味しい部分を活かせませんしね。

ただ、子ども撮影時にはびっくりするほど大活躍するし、僕は重宝して使っているレンズでもあるので、すっごい使い方を選ぶんだけど、ハマると最高!ってレンズだよってお話でした。

娘は来年あたりには24mmが撮りやすくなりそうなので、そうなるとGM24mmに乗り換えですかね。20mmは仕事で使うことも減りましたし、APS-Cクロップなら36mmなのでスナップレンズに早変わりですしね。

ただ、下からあおると”今っぽい絵”が撮れるレンズでもあるんだよなーと、20mmレンズの可能性を探ってみようかなとも思い始めました♨