限界集落に住む映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。
今回はK&F Conceptより、映像撮影時に必須と言っても過言ではない可変式のNDフィルター『NANO-X II』を頂きましたのでご紹介。
この『NANO-X II』は名前の通りアップデート版となっています。
以前のモデル『NANO-X』をボクは今でも気に入って使っていまして、アップデートされたことによってどう変わったのか?などを書いていけたらと思っています。
ボクのようにすでに『NANO-X』を使っている人や、カメラを持っているけどNDフィルターを使ったことがない人や、何よりこれから映像制作を始めてみたいと考えている方の参考になれば幸いに思います。
K&F Concept 可変式NDフィルター NANO-X II
映像を制作したことがある方なら誰でもご存知であり、必須になってくるのがNDフィルター。
カメラのセンサーに入る光量を調整してやることによって…要はセンサーのサングラス的な役割を持つのがNDフィルターなのですが、F値やシャッター速度をキープしながらも明るい状況でも白飛びすることなく撮影が可能になるという…野外での撮影には必須のアイテム。
映像制作者であれば、これを持っていないと話になりません。
静止画で使われるようなNDフィルターは固定式となっており、ND2、ND4、ND8などの数値で分けられており、光の状況や表現したい方法によってその都度交換していくのが常となります。
今回K&F Conceptから頂いたこのNDフィルター『NANO-X II』は可変式となっているので、その時の光の状況に合わせて柔軟に変更できるのです。
なので、静止画であれば固定式のNDフィルター、同じ光の環境が決してない映像撮影には可変式のNDフィルターということが出来るのです。
可変式NDフィルターだとムラが出やすい弱点などもあるのですが、この『NANO-X II』はどんな仕上りになっているのかを紹介していきたいと思います。
カメラに取り付けるとこんな感じです。オレンジの取っ手が付いたことでアップデート感を増した『NANO-X II』。
前モデル『NANO-X』からのアップデート
▲左2枚が『NANO-X』、右が『NANO-X II』
前モデル『NANO-X』からのアップデートになる訳ですが、アップデートされたポイントを紹介してみましょう。
ND2-32だったのが、ND2-400に対応
さっきも書きましたが、NDフィルターは基本的に光を取り込む量の段階として2、4、8、16、32などといった数字で表されます。数字が高くなればなるほど、センサーに光を取り込む量が少なくなる(=暗くなる)といった考え方でOKなのですが、以前のモデルだと最も光量を抑えてくれる段階は32。
一方でアップデートされた『NANO-X II』は400まで対応しているため、以前よりも圧倒的に光を取り込む量をコントロール出来るようになったという事が出来ます。
これは可変式のNDフィルターにおいては非常に頼もしいアップデートで、実際に以前のモデルだと夏の日差しの強い日にはND32では光の量を抑えきれないシチュエーションが多くあり、それによって絞りをF11ほどまで絞って調整することもしばしばありました。
それによって『もっと絞りを開けていきたい…』なんてシチュエーションでも絞りを犠牲にしながら撮影することも多くあったのです。なので今後この『NANO-X II』を使うことによって、絞りを犠牲にすることが減るのは間違いありません。
今回のアップデートされた最も大きな点はこのND32からND400まで対応されるようになったこと。これに尽きると言っても良いですね。
オレンジのハンドル
また、簡単に調整するためのオレンジのハンドルも取り付けられたのも大きなアップデートと言えるかもしれません。
使ってみた感想としては便利ではあるけれど、無くても良いと言うのが正直な感想です(笑)
可変式NDフィルターのデメリットであるX状のムラがほぼ無い?
ND400まで対応出来るようになったのは良いのですが、可変式NDフィルターの一番のデメリットであるX状のムラ。安価で粗悪なNDフィルターだとX状のムラが出て全く使い物にならないのが実情としてあったりします。
…が、こちらの『NANO-X II』はそうしたムラはほぼ無い!…とは言えないのが上の写真を見てもらうと分かりますが、映像を撮影している時にはほぼ影響の無いレベルで撮ることが可能です。
ケースがいい感じ
ケースも付属しておりなかなかいい感じ。こうした所から良いアイテムを作ろうといったメーカーのモチベーションが伺えます。
因みにボクは数枚のNDフィルターを持ち運ぶことが多いため、このようなケースに入れて使っていることが多いです。
ボクは77mmを使用しています
そしてボクはNDフィルターは基本的には77mmを使うようにしています。そうすることでレンズが変わってもNDフィルターを握る感覚は全く変わりませんので、いつも同じ感覚で撮影に挑むことが出来るのです。
また、可変式のものだと周辺がケラれるNDフィルターもあったりするため、出来る限り余白を設けてやることによって、ケラれる心配もなくなるのです。
レンズの径はステップアップリングを使って合わせるようにしています。
67径のレンズには67-77mmのステップアップリングを装着してあげれば、77mmのNDフィルターを付けることが可能になるのです。
レンズ径によって様々なサイズのNDフィルターを集めなければいけない…てのも微妙な話なので、この方法でNDフィルターを一枚なり二枚なりで運用していくのがオススメですね。
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映像制作しているけどまだ使ったことがないっ!このアイテム気になる!って人は是非一度使ってみることをオススメします。野外撮影のカットが劇的に変化しますよ。
Comments by daisuke kobayashi
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VoightLander 単焦点レンズが欲しい。
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